葬儀社の選び方

お葬式を施行するのはほとんどの場合、葬儀専門業者で執り行われます。
伝統的な形式のお葬式、自由な形式のお葬式、自分らしいお葬式、また、故人への感謝を込めたお葬式を執り行うためには、何よりも葬儀専門業者の仕事を知ることと、葬儀専門業者を慎重に選ぶことが大切です。
葬儀専門業者の仕事は「ご遺族が故人を弔うことをさまざまな形で支援する仕事」(全葬連「生活者への提言」より)と言う言葉に集約されると思います。
お葬式は急を要することですので、葬儀専門業者の主導で進められる事が多くありますが、お葬式施行後にサービス面や金銭面でのトラブルを起こさないために事前の検討が大切です。

葬儀業者を選ぶ心得 5か条

1)応対は丁寧か? また、誠実か?

電話対応、訪問時の身だしなみ、言葉使いは葬儀社の善し悪しを判断する基本ですが、ご遺族側の要望に時間をかけて丁寧に「聴く」姿勢が有るか無いかが最も重要な判断基準でしょう。

2)わかりやすく親切な説明をしてくれるか?

大切な人を亡くしたばかりのご遺族の身になって、お葬式の全てについて親切丁寧でわかりやすい説明をしてくれることが望ましいでしょう。ご遺族のお立場などにも配慮されているかも大切でしょう。

3)祭壇などの商品だけでなく、サービスなどソフト面についての説明が具体的か

祭壇や棺などの商品の説明だけではなく、ご遺族のご要望にかなうお葬式を執り行えるサービス面についても具体的に説明できるかを確認しましょう。

4)費用について詳しい説明があるか?

お葬式一式の見積書を提出する葬儀社を選びましょう。
ご遺族のご要望に沿ったお葬式について見積書を出し、その具体的な説明を詳細にしてくれるか。また、参列者される人数によって変わる飲食接待費や香典返しなどについても、きちんと説明し提示してくれる葬儀社が良いでしょう。

5)希望・予算に応じた見積もりをしてくれるか?

故人の生きてきた人生やご遺族の故人への想いなどのご要望にきちっと耳を傾けて、それに沿ったかたちの詳細な見積もりを出してもらうことが大切です。お葬式の規模で態度の変わる葬儀社は、避けたほうが良いでしょう。

五箇条に加えて、葬祭ディレクター(厚生労働省の認定資格)がいる葬儀社かどうかも一つの判断材料となるでしょう。
葬祭ディレクターは、葬儀における会場設営、式典運営に至るまでの知識と技術とが要求される資格です。加えて消費者保護についても審査される安心の資格です。

それから、こんなことに注意してみてください

★ご遺族の要望を明確に伝える

お葬式について、ご自分やご家族が充分な話し合いをされたうえで、その考え方を明確にしておくことが大切です。お葬式への考え方をまとめておくことで葬儀専門業者を選ぶ基準が明確になります。それにより不審点・問題点や費用についても具体的な質問が出来る様になり誤解も少なくすることになります。
一言で葬儀社と言っても大規模なお葬式を得意とする葬儀社、一般的規格が得意な葬儀社、個性的なお葬式を得意とする葬儀社がありますので、ご自身の価値観やこだわりと一致する葬儀専門業者を選んでおきたいものです。

★「格安葬儀プラン」「葬儀一式00万円」 いわゆるセット料金

最近、このような広告を目にすることが多くなりました。こうしたセット料金のほとんどは、祭壇や棺などお葬式を行う最低限必要な費用と少数の会葬者を想定した飲食接待費用が組み合わされているものです。実際のお葬式では飲食接待費、返礼品、お布施、交通費、通信費など予想を超える出費も多いものです。セット料金ですべてが賄えるものと考えますと、後で追加料金などを請求されて困られることになりますのでご注意が必要です。

★大手の葬儀社なら安心?

名前を良く聞くから・・・電話帳の広告が大きいから・・・折り込み広告が多いから・・・安心?と考える方が多くいます。葬儀社の規模の大きい小さいと実際のサービス内容とはあまり関係はないようです。葬儀社は規模ではなく、いかにご遺族のことを考えているか・・・小回りが利くか・・・信頼できるか・・・でお選びになることをお勧めします。
最近では、「自分らしいお葬式・・・」をと考える方が増えつつあります。今までのお葬式の形式にとらわれず新しく創造的なお葬式を提案する葬儀社も出はじめています。