『人生のしまい方』お葬式生前予約サポート

自らの葬儀を考える!

お葬式も社会の変化とともに変わりつつあります。核家族化、少子高齢化の到来はいわれ始めて久しいですが、家族そのものがシングル化しています。
家族の人数が二人が主流となり、一人暮らしも増えつつあります。未婚率、離婚率も増加しています。高齢者のうち3割以上が子どもと離れて生活しています。
地域社会も変化しています。住民同士のつながりも薄くなってきている現在では、お葬式に関するしきたりやお葬式のやり方がよくわからなくなって来ているようです。
お葬式についての知識も準備も無いまま家族の死を迎えたときには、遺族は大きな悲しみの中、戸惑いながらお葬式を執り行わなければなりません。
慣れないことの連続、葬儀社の言うとおりにお葬式を行った結果、充分なお別れができなかった!・・・納得いくお葬式が出来なかった!・・・という思いを抱く人も少なくありません。
死は自らのものです!死者の意思を棚上げにして遺族の意向でお葬式が行われて来ました。これからは、自らのお葬式を自己決定する時代です。
・・・自らの死・・・自らのお葬式をクリエイト・・・
キーワードは、「~自分らしさの表現」「家族に迷惑をかけないで~」です。
ご自身のお葬式のイメージを作ってみてはいかがでしょうか!!・・・

備えあれば憂いなし!

人間の人生は、誰が、どこで、どのようにして決めているのでしょうか?
不思議です。
アメリカ駐在のときにこんな情景を見ました。それはシカゴからロスアンジェルスへの航空便でした。満席便でしたが、どうしてもロスアンジェルスへ帰らなければならないと言うお客様がいて、客室乗務員が機内で次の便に変更してくれる人を探しました。すると1名のアメリカ人が申し出て、前出のお客様は勇躍機上の人となったわけです。
ところが、シカゴの空港を飛び立ったと同時に、飛行機は墜落してしまいました。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?それは単なる偶然さ、いや人間以外の大きな力が働いているようだ。想いはそれぞれでしょう。
ですが、人生には「三つの真実」があると言われています。

・その一は、かならず終わりがやってくる人生(人はかならず死ぬ)
・その二は、ただ一度かぎり我々に与えられた人生(人生はただ一度しかない)
・その三は、いつ終わりがやってくるか分からない人生(人はいつ死ぬか分からない)

子供だましのようですが、オギャ~と生まれたときに、目に見えない世界の人が、我々の背中に数字(死の年齢)のスタンプ押しているのはないでしょうか・・・そんな気がしてなりません!

自らの意志をキッチリ伝える!

「お葬式もお墓もいらない。骨は、海にでもまいてくれればいいから・・・」と冗談のように言う人がいますが、曖昧な意志の伝え方は、かえってご家族を迷わせます。
そ~う、お葬式は自らが出来るものではありません。遺されたご家族が執り行うことになります。お葬式では「身内の中の意見が合わずに困った」と言う経験をお持ちの方
も数多くおられます。ご家族は、故人となられた方の意思を尊重しようとします が、故人となられた方の両親、兄弟姉妹(叔父さん、叔母さん)の声が意外と大きいのです。口は出すけど金は出さないですから、自らの意志はキッチリ伝えることが非常に大切です。
まず、話し合いから始めてみましょう。

お葬式を考えるポイントは!

お葬式を考えるときに、まず、何から考えれば良いのでしょうか!
「あなたは、お葬式は祭壇を飾られなければ出来ない」と思っていませんか?
「遺影写真は、四つ切の写真しか飾れない」と思っていませんか?
現在のお葬式のやり方は、そんなに古いものではありません。また、宗教的な裏づけがあるものでもありません。当時の葬儀社がこのスタイルを作り上げただけのことです。
しかし、お葬式はご遺体と三具足(花立・香炉・燭台)があれば出来ると言われています。

何故、そのように大きな祭壇が飾られるのでしょうか?
故人の意思でしょうか?
遺されたご遺族の故人への感謝の気持ちでしょうか?
葬儀社の薦めでしょうか?

十人が十人同じような祭壇、遺影写真・・・ではその人たちが同じような人生を歩んだのでしょうか?
きっと、十人が十人違う人生を歩んでいるはずです。であれば、人生最後のステージであるお葬式のやり方やスタイルが全て同じであるはずはありません。

●形式は
(1) 宗教的なお葬式を行うのか(仏式、神式、キリスト教式)、無宗教形式で行うのか
(2) 祭壇を用意するのか、祭壇を用意しないのか、用意しない場合は、どのようにするのか
(3) 規模はどのくらいにするのか
(4) 費用は、どのくらいかけるのか
●喪主は
(1) 喪主を誰にするのか、一般的には、配偶者や子供ですが・・・
(2) 自らの意思を伝え、思うとうりのお葬式を行ってくれる人は誰か・・・
●葬儀費用は
(1) 生命保険をあてるのか、お葬式費用を信託銀行に預けておくのか・・・
(2) 遺されたご遺族に全て任せるのか

準備しておきたいこと!

お葬式を行うのは、遺されたご家族です。ご家族が惑わずにスムースにできるよう準備をしておくことも大切です。
菩提寺を確認しておきましょう
お墓についても確認しておきましょう
自らが気に入った写真を用意しておきましょう
万一のときの連絡者名簿を作っておきましょう
自らの死後の事務処理(遺産等)についても決めておきましょう

新しいお葬式の形

お葬式に関する消費者意識は、大きく変わりつつあるように思われます。
とは言うもののお葬式の“本来の意味”は、認識しておくことが大切だと思います。
お葬式は、誰のためのものなのでしょうか・・・何のために行うのでしょうか・・・
単に時流に流されること無く、自らの人生をクリエイトしてはいかがでしょうか!

無宗教葬とは、 宗教儀礼を行わないお葬式の形式です。僧侶の読経や宗教者の祈りも無く自由に演出できるものです。
こんなお葬式になるのでしょうか
a.「音楽葬」
   生演奏やCDで自らの好きな音楽を流しお葬式を行います
b.「趣味葬」
   自らの趣味を活かしたお葬式です。自ら作ったものがあれば展示したりします
c.「回顧葬」
   自らの半生を写真、ビデオ、DVDなどを使って回顧し、生前の厚情に感謝します
d.「パーティ葬」
   生前の厚情に感謝するため、会葬者にパーティとして楽しんでいただきます

等々、自らの想いを自由な発想で表現できるお葬式形態です

生前予約(契約)とは!

本人が生前に、自分のお葬式内容や費用の支払い方法をあらかじめ決め、葬儀社などと予約(契約)を交わしておくシステムです。
このシステムは、アメリカで始まり「プレニード・フューネラル・アレンジメント」と呼ばれています。これは本人が銀行に、自分の葬儀費用を信託基金として預け、葬儀社と葬儀内容を指定しておく予約(契約)です。現在、アメリカではほとんどの葬儀社がこのシステムを採用しているようです。

このようなシステムは、アメリカのように自分のお葬式に関して具体的に考えることに慣れている国民性があるものと思われます。しかし、日本では「自分のお葬式は考えたくない」「親族が何とかしてくれる」と考えている人が多数を占めているようです。
「お葬式=死」のイメージが生々しく抵抗感が大きいと思いますが、反面、「故人(=自分)の意思」はおろそかにされてしまうというよう状況になります。
「死」ないし「お葬式」という人生最後のイベントを自分の手で作ることによって、より豊かな人生を送ろうという思いを叶える一つの方法だと考えています。

この生前予約(契約)システムが日本社会に馴染むかが注目されています。葬儀社の中にもこのシステムを導入している会社が出てきています。
「遺言通りのお葬式が実行されなかった」「故人の意思と遺族の考えが食い違っていた」「費用が非常に高くなった」などのトラブルが発生しているようです。
まだ歴史が浅いため整備されていない部分もあると思われますが、お葬式のイメージがビジュアルに確認できる、費用見積書が出されている、毎年見直しが出来る等々、利用者及び葬儀社の両者のお葬式に対する考え方を明確にすることが大切だと考えます。